ビッグモーターの問題と経営。

ビッグモーターはもともと山口県の岩国市で創業していた現社長が東京で勝負にでて成功した会社です。

ユニクロにしても、ソフトバンクにしてもニトリにしても大きく成長する会社はまずは薄利多売でスタートします。そして客数を伸ばして徐々に単価を上げていきます。ビッグモーターの仕組みはまさしくそれを単価の高い車でやっていることです。服はせいぜい1000円くらい、プロバイダー利用料は3000円から5000円。家具も10000万くらいでしょう。ただ車は安くても何十万円です。業界内での単価が安いとはいえ車自体は高いです。

ビッグモーターのビジネスモデルは、全国に300店舗あり、各店舗に車を多数保管しています。車を多く買い取ることで買い取り価格を下げ仕入れを多くします。そして店舗間のお客様も通じて販売していきます。販売したお客様のアフターサービスも自社で修理していきます。買う→整備する→直す→検査する→売るをどの店舗でも一括で行えます。ただ大きな問題は車という大きな在庫です。どの会社もいかに在庫を少なくするかで頭を悩ませます。それをビッグモーターは逆手にとって、しいて在庫を増やしてスケールメリットをユーザーに与えています。ただこの在庫は上記サイクルの回転がないと成立しません。ガリバーなどは店舗にあまり在庫を置かずネットで取引します。そして整備などは近所にアウトソーシングします。これが従来のモデルでしょう。それを一括にして多店舗化したのがビッグモーターです。

ユニクロだって散々叩かれた結果改善していき、世界のユニクロに成長します。ソフトバンクだってそうです。ニトリさんだってそうです。ある程度成長したら必ずと言っていいほど大きな社会問題に直面します。ビッグモーターの件は、その問題が起きて回転が止まっても我慢できるほどの資産があるかどうかです。単価が大きい中古車です。いくら資産があってもそれを維持し続けれるかどうかです。

次に雇用者が多いと失業者が一気に増えたり、連鎖倒産の危険性から社会不安が増すということで国が支援するケースもあります。例えばJALが典型です。それ以外でも多くありますが、流通でしたらダイエーだってそうでしたし、関西のマイカルもそうです。ビッグモーターは国が支援するほど従業員がいるとも思えませんし、連鎖倒産するほど業者間取引が活発なわけではありません。

ある程度の勢いのある企業は売り上げ重視になりすぎて現場の声が聞こえなくなっています。売り上げがないと銀行からの借金もできません。BS経営ではある程度の借金は大事です。そうなると売り上げ売り上げになってしまいます。売り上げが上がれば現場の声を無視する経営陣は多そうです。BSは(損益計算)よりも売り上げ重視の経営になりがちです。

そういうステーションには絶対になりたくないですね。BS経営は意識しますが現場が疲弊する経営だけは絶対にしません。訪問看護で一番大事なことは看護師さんです。看護師さんがいなければ営業が成り立ちません。ビッグモーターだって整備士さんがいないと営業が成り立たないはずです。その整備さんが保険金目当てに不正をしていたわけですから目も当てれません。有資格のいる事業では有資格者が営業の一丁目一番地です。その有資格者がお客様と接点を持つので有資格者を大切にすることがお客様ファーストになるんですね。

もし興味がありましたら、いつでも連絡して下さい。
求人募集要項 – ゲンリ訪問看護リハビリステーション北須磨 (genlikitasuma-houkan.com)

です。参考までに見ておいてくださいませ。

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