看護師さんの面接をさせていただくときに、履歴書の上では最初の病院で10年くらい経験されて、結婚やスキルアップなど様々な理由で退職されています。でも今活かされている技術や看護観は、最初の大きな病院での10年の経験です。それが根底にあって、よく言われるのが「あの頃はきつかった。泣きながら24時間ゆっくり考える間もなく、ガンバって。」など文字に書くと辛そうになりますが、聞いている感じだとそれのおかげでという感謝の気持ちがすごく感じられます。だから最初の働く場所って今後の仕事に大きく左右しますよね。何も知らない人にいろいろ先輩が厳しいことやつらいことを指導しながらも、そこには人としての暖かさなども感じらるんでしょうね。

そういう意味でこの90％の中にどれだけマッチして働きに行くのかは微妙です。3割の新卒学生が3年以内に離職します。つまり看護師さんなら、技術や看護観などないままに離職するのと同じです。
私は大学生さんの就職支援のお手伝いもしています。そこでわかるのは離職しそうな学生さんの多くは、その企業のことをよく知らないという点です。給料と福利厚生がいいからという理由で会社に行きます。3年以内に辞める人の多くに、給料や職場の人間関係に不満はありません、と言って辞めます。では何に不満があるのかと言えば、自尊心です。大手会社の子会社で勤務している場合、同い年の親会社の人に指示されます。なんとなくいやなんでしょうね。また会社が同じグループではあるが、譜代の会社ではなく外様の会社の場合はグループ内での劣等感もあったりします。つまり事前に調べておけば、防げることは多いのにそれを怠ってミスマッチになります。そうなると流浪人のように転職を繰り返すんでしょうね。

看護師さんの事例でもわかるように大きな病院で10年スキルを磨けば、そこからは本人の意識でいくらでも向上できますよね。10年って長いようでもあっという間です。石の上にも10年ですね。最初の会社や最初の病院選びは本当に大事です。スキル（看護観も含む）さえ身につけば後は自分のビジョンに進んでいけますからね。

もし興味がありましたら、いつでも連絡して下さい。
求人募集要項 – ゲンリ訪問看護リハビリステーション北須磨 (genlikitasuma-houkan.com)

です。参考までに見ておいてくださいませ。

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