リハの減算ってなんなん?

6月の改定により、介護保険での訪問回数が看護師よりも療法士の方が多い場合には1回につき8単位減算になります。これっておかしくないですか?
看護師と療法士とでは役割が異なります。ちなみにうちは今期に限っては減算対象ではありません。
療法士の役割は、「目標達成」です。何度もこのノートに出しているうちのスーパー療法士さんのお話です。あるご利用者様がある事業所からうちに変更になりました。理由はこのスーパー療法士さんがいるからです。前の事業所では変化が見受けられなかったので、ケアマネさんからいい療法士がいるからとご利用者様にすすめていただき、うちと契約されました。そのご利用者様が「今はベットから離れて動けるようになったので本当によかった。」「次は外に出て買い物行けるようになりたい」というお言葉をいただきました。ほんまにうれしいですね。こういうお言葉は。
目標達成するためには、ある程度の回数が必要です。限られた時間内で成果を出すことは必要ですし、訪問回数はあくまでも医師の指示の元行います。うちが勝手に週2回や週3回のリハビリを決めるわけではありません。医師からの指示の元での回数の中できちんと成果を出します。それなのに看護師よりも訪問回数が多ければ減算というのは全くもって納得できません。一生懸命に仕事をするな、ということでしょうか?
介護保険と医療保険は異なります。医療保険こそ看護師の仕事であり,
医療に従事してこそその本分があります。我々は看護師さんに医療プライドをお話します。療法士は改善し目標に到達するようにすることこそがその本分でありましょう。その本来のすべき仕事を単に訪問回数のくくりに縛るやり方は到底納得できません。
これは協会のパワーバランスから成り立っているのでしょうが、こんな理不尽な制度はありません。点数を減らしたかったら堂々と減らせばいいんです。そうすることで矛盾も明らかになります。
介護保険と医療保険の住み分けの違いも納得はできていません。この違いは単に医療保険の点数で介護は高すぎるからでしょうが、医療保険を削ればいいことではないでしょうか?
日本は皆保険なのでお医者様ありきの国です。医師が政治に偏って大成功を収めている数少ない国です。そういう意味で苦肉の策で出来上がったのが介護保険制度なのでしょう。そして結局は医療が介護に口出して、介護ばかりが厚労省に都合よく扱われる状態です。この減算は本当に仕事のやる気を削ぐやり方です。医療でのリハビリと介護でのリハビリは目標に対して大きく異なります。老人天国と言えばそうかもしれませんが、また頑張れるようにして生きがいを持っていただくこそ国民としての義務が果たせていけるのではないでしょうか?
介護保険が成り立たないようになる理由の一つは介護保険にぶら下がる業者が多いということです。介護保険も医療保険も混同して本当に医療費改革を行ってほしい。一つの財布で出所をきちんと管理していくことで変に顔を立てる必要がなくなります。
老人大国だからこそ、財布を一つにして歳入歳出をしっかり管理することが改革の1歩目だと思います。会社だって口座が増えれば管理しにくくなりますからね。

もし興味がありましたら、いつでも連絡して下さい。
求人募集要項 – ゲンリ訪問看護リハビリステーション北須磨 (genlikitasuma-houkan.com)
です。参考までに見ておいてくださいませ。
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