日本看護協会の発表で2021年度の看護師さんの離職率の中で、新卒採用、既卒採用の順で言うと国立病院は9.8%、12.9%。公立病院は9.7%、9.1%。日本赤十字社は8.7%、9.6%です。それに対して医療法人は11.9%、19.1%。社会福祉法人は13.4%、15.7%だそうです。医療法人や社会福祉法人が高い理由はなぜでしょうか?特に既卒採用の離職率の高さが目立ちます。夜勤負担の評価改善に関してはおこなっていないと答えた病院は66.2%にも及びます。
前回のnoteにも記載したように、医療に関しても縦割りが過ぎます。すべての負担が看護師に集まり看護師さんが何もかもやり、過去の善意の搾取の結果、離職していくというケースが本当に増えているのでしょう。それが民間の病院では特に多いという感じがします。
仕事は給与だけではありません。休みの充実、趣味のバランスなどいろいろ費やしていくことがとても大事です。年間の有給休暇の取得率は向上しています。そういう意味ではどこの病院も意識はしているところでもあるのでしょう。しかし医療法人の中途採用者が1年で20%近くも離職していると考えると看護師さんは医療にはなくてはならない存在なのでどこかに大きな問題が民間病院には存在しています。
看護師さんの離職の一番の問題は、人間関係です。民間の大病院だったらなんとなくありそうですよね。部署の勤務でお局様がいたりいなかったり。これも看護師に対する仕事のしわ寄せが自身が普通にしていても怖いオーラがでてしまい、後輩ナースや中途採用者に感じ取られて勝手に話しづらいみたいに感じられてしまうんでしょうね。それを人間関係という言葉で括ってしまうし、結局は業務に対する余裕度をどう生み出すかでベテラン、新人、中途採用者の三方良しを作り出すというわけです。
そういう職場にしていきたいですよね。
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求人募集要項 – ゲンリ訪問看護リハビリステーション北須磨 (genlikitasuma-houkan.com)